企業法務専門サイト

広島で企業法務に強い顧問弁護士なら山下江法律事務所のロゴ

顧問弁護士はいつ必要? 企業が相談すべき5つのサインと、顧問契約のメリットを弁護士が解説

山下江法律事務所

顧問弁護士はいつ必要?企業が相談すべき5つのサインと、顧問契約のメリットを弁護士が解説

 「顧問弁護士は大企業が付けるものではないか」

 そのように考えている経営者の方は少なくありません。しかし実際には、中小企業や成長企業こそ、日常的な法律問題への対応が求められる場面が増えています。

 問題が発生してから弁護士へ相談することもできますが、トラブルが大きくなってからでは解決に時間や費用がかかるケースも少なくありません。

 労務トラブル、カスタマーハラスメント、個人情報漏えい、従業員の刑事事件対応など、企業が直面する法的リスクはますます複雑化しています。

 本コラムでは、顧問弁護士が必要になるタイミングや、企業が相談を検討すべき4つのサインについて解説します。

目次

1.顧問弁護士は「トラブル解決」ではなく「予防」のためにいる

 「何か問題が起きてから弁護士に相談する」とい考える方も多いと思います。

 しかし、企業法務において最も重要なのは、トラブルが発生した後の対応ではなく、トラブルを未然に防ぐことです。

 例えば、

  • 契約書の不備
  • 問題社員への対応ミス
  • ハラスメント対応の失敗
  • 個人情報管理の不備

などは、事前に適切な助言を受けていれば防げるケースが少なくありません。

 顧問弁護士は、企業の「法務部門」として日常的な相談に応じ、リスクを早期に発見する役割を担います。

2.顧問弁護士が必要になる4つのサイン

サイン① 従業員数が増えてきた

 会社の成長に伴い、従業員が増えると労務トラブルのリスクも高まります。

 例えば、

  • 未払い残業代
  • ハラスメント
  • 問題社員対応
  • 社員同士のトラブル
  • 不当解雇の主張

    などです。

     1人、2人の組織では起こらなかった問題も、人員が増えるにつれて発生しやすくなります。特に10名を超える頃から、就業規則や労務管理体制の見直しが必要になるケースが多く見られます。

    サイン② 契約書の確認が増えてきた

     事業が拡大すると、

    • 業務委託契約
    • 売買契約
    • 秘密保持契約(NDA)
    • システム開発契約
    • フリーランスとの契約
    • その他非典型契約

    といった、契約締結の機会が増えます。

     契約書を十分に確認しないまま締結すると、当方に不利な内容が含まれているかどうかがわからないので、将来的な

    • 損害賠償リスク
    • 代金未回収
    • 契約解除トラブル

    などにつながる可能性があります。

     実際、企業法務の相談で最も多いものの一つが契約トラブルです。

    サイン③ 取引トラブルが発生している

     例えば、

    • 売掛金が回収できない
    • 取引先との認識が食い違う
    • クレーム対応が増えている
    • 内容証明郵便が届いた

    などの状況は、法的リスクが顕在化しているサインです。

     この段階で初めて弁護士へ相談する企業も多いのですが、相手方の無資力の危険や時間経過による紛争拡大の危険があるため、ご相談はトラブル発生前が理想です。

     顧問弁護士がいれば、問題の初期段階で対応方針を検討することもできます。

    サイン④ 経営判断に法的な不安がある

     経営の現場では、

    • 株主構成を変更したい
    • 新規事業を始めたい
    • M&Aを検討している
    • フリーランスへ発注したい

       取引条件を変更したいなど、法律が関係する意思決定が数多くあります。

       「問題になってから相談する」のではなく、「始める前に相談する」ことで、大きなリスクを回避できることがあります。

      3.顧問弁護士を利用するメリット

      (1)すぐに相談できる

       トラブルは突然発生します。

       顧問契約があることで、直ちに

      • 電話
      • メール
      • オンライン会議

      などを通じて相談できます。

       初動対応が早いほど、企業にとって有利な解決につながりやすくなります。

      (2)会社の事情を理解してもらえる

       スポット相談の場合、毎回会社の概要や背景を説明する必要があります。

       一方、顧問弁護士は事業内容や組織構造を理解しているため、より実践的な助言が可能です。また、継続的な関係を築くことで会社の経営にあたってのスタンスも理解できるので、会社の意向に沿った法的提案をすることもできます。

      (3)トラブルの予防につながる

       顧問弁護士の最大の価値は「予防法務」です。

      • 契約書のチェック
      • 就業規則の整備
      • ハラスメント対策
      • 個人情報保護体制の見直し

       などを通じて、企業が抱えるリスクを事前に減らすことができます。

      4.「まだうちは早い」と考える企業ほど要注意

       実務上、「もっと早く相談しておけばよかった」という経営者の声は少なくありません。

       特に、

      • 労働審判
      • 未払い残業代請求
      • 契約トラブル
      • 情報漏えい
      • 事件化した後のマスコミ対応

        などは、事前対応の有無によって結果が大きく変わります。

         顧問弁護士は、問題が起きてから依頼するよりも、問題が起きる前から伴走することで価値を発揮します。

        【まとめ】

         顧問弁護士は、大企業だけのものではありません。

        むしろ、

        • 従業員が増えてきた
        • 契約書を扱う機会が増えた
        • 取引先とのトラブルがある
        • 法律が関係する経営判断が増えている

          という企業にとって、身近で頼れる相談相手になり得ます。

           法的トラブルは、発生してから解決するよりも、発生前に防ぐ方がはるかに負担が少なく済みます。

           当事務所では、企業法務・労務問題・契約書チェックなど、企業経営に関する幅広いご相談を承っております。

           「顧問弁護士が必要かどうか迷っている」という段階でも構いません。企業の成長を支えるパートナーとして、ぜひお気軽にご相談ください。

          執筆者

          伊藤敦史

          福山支部/弁護士(刑事事件チームリーダー)

          トップへ戻る
          0120-7834-09相談予約専用なやみよまるく 9:00 - 18:00 ( 土曜 10:00 - 17:00 )アクセスウェブ予約